
結婚式で、新郎新婦のお母さまや親族の方が、留袖を着られているのを見かけられると思います。
そのように、留袖は、既婚女性が着る和服のうちでは、最も格が高い礼装と考えられています。西洋のイブニングドレスに匹敵するものです。
留袖には、既婚女性が着る黒留袖と、未婚女性が着る色留袖の2種類があります。
「留袖は、一生ものだから」と奮発して買っても、そんなに着るチャンスはありません。また、留袖の柄といえども、流行り廃りがあります。また、年齢相応の柄もあります。
紋の数により格に違いがつけられ、1つ・3つ・5つの紋があしらわれています。
5つの紋が格が高いとされています。
◯留袖の買取相場はどのぐらい?
未婚女性が着る色留袖は、最近、振袖よりも人気があります。また、30代前後の既婚女性の場合、黒留袖より華やかな色留袖を選ぶ傾向があるので、留袖に対する需要はあります。
状態が良くて、品のある留袖なら買い取ってもらえます。特に大きいサイズの色留袖なら高く買い取ってもらえる可能性が高いです。
一般的な留袖の場合、1000~10000円ぐらいになりますが、人間国宝、伝統工芸士、作家ものなどは高価買取になる場合もあります。
いずれの場合も、着物について詳しい着物のプロがいる着物買取専門店を選択するのがいいでしょう。そういう人たちは、たとえノーブランドのものでも、着物に対する目利きができるので、想像以上の値段がつくことだってあります。
具体的にはどんな値段が付くのでしょうか?例を参考になさってください。
- 黒留袖:40000円~
- 色留袖:30000円~
まとめ
着物の買取については、必ずしも相場があってないようなものです。というのは、まったく同じ着物でも、保管の状態や、大きさ、汚れ、匂いなどで大きく値段に差が出ます。
ただ、着物は、反物を選び、それをその人に合わせて仕立てるので、同じようでも同じでない一点物になりますから、実際のものを見てみないと査定はできません。
そんな場合も、着物についての知識が十分ある着物のプロがいる着物買取専門店に査定してもらえば、安心です。また、一点から査定してもらえるのがうれしいですね。